年間100回以上飛行機に乗る私が話す、年間ANAマイルを30万以上貯める方法

私は本業の関係で出張が異様に多いため、年間に100回以上飛行機に乗っていますし、クレジットカードの支払いも月間数百万以上になるため、マイルが結構貯めることができる環境にあります。ですが、一般的な生活をしていると同じような生活をするのは正直厳しいかと思います。そこで今回、マイルを効率よく集めるための方法をご紹介したいと思います。

マイルの基本について

飛行機に乗るときに「マイル」という言葉を聞いたことがありますか。ANAマイルとかJALマイレージカードとかほとんどの人は耳にしたことがあると思いますし、航空券を買うときにもマイルポイントを付けたり貯めたりしている人も多いと思います。

でも割と多いのが、飛行機には乗るけど面倒だからとくにマイルを貯めたりしていないという人。あるいはどうせ貯めてもそんなには乗らないから大して貯まっていないという人。マイルについてつっこんで調べている人はそう多くはないようで、貯め方やマイルにどんな特典があるかを知らずじまいでもったいないことになってる人も多いようです。

貯まったマイルをどう使うかも、多彩になっています。飛行機運賃が賄えるのはもちろん、他社のポイントに変換、電子マネー、ホテルやグルメ、パートナー会社のサービスへの使用などもできるようになっています。航空業界を取り巻く競争は苛烈であり顧客の囲い込みに必死です。ですからマイルを貯めてもらうことは上得意様ということになり、いろんな特典を用意したのです。

今回はマイルについて、基本的なことを確かめたいと思います。

「マイルを貯めてマイルを使うサービス」は、正式にはマイレージサービスといいます。1980年代にアメリカで始まり、日本でも1990年代に普及しました。現在では日本航空のJALマイレージバンク と全日本空のANAマイレージクラブ があります。

基本的な考え方としては利用者全員に広く浅くサービスポイントを提供するというものではなくて、「2割の固定顧客が8割の利益を与える」というパレートの法則に基づき、上位2割の優良な固定客をマイレージサービスによって自社に囲い込もうというものです。優良搭乗者プログラムともいい、上得意客へのサービスともいうべきものです。

平たく言えば、わが社の飛行機にたくさん乗ってくれる人にはいろんな特典を付けるから、ぜひうちの飛行機だけを使ってください、というようなことです。ということで、マイルをたくさん貯めたらそれによっていろんなサービスを利用できることになりました。

マイレージプログラムへの入会

マイルを利用するにはまずは入会しなくてはなりませんが、これはとても簡単です。申し込めばいいだけです。その際の入会金はありませんし、加入後の年会費も無料ですからまずは気軽にANAかJALのマイレージ会員になりましょう。

入会したらまずはマイルを貯めることから始めるわけですが、貯めた後はどんな使い方があるのでしょうか?ちなみに貯まったマイルの有効期限は36か月となっています。つまり3年です。欧米などは無期限のところも多いのですが日本はANAもJALも3年の期限があります。ですから3年以内に使わないといけないので、積極的に使うためにも使い方を押さえて置きましょう。

マイルの利用方法

ざっとこんな利用法があります。

・国際線のファーストクラスでアメリカやヨーロッパに優雅に旅行ができる。
・頻繁に韓国や台湾など近隣諸国にビジネスクラスで行ける。
・国内のどこにでも家族旅行が毎年できる。
・一人で国内なら毎月どこにでも行くことも可能。
・上級会員になれる
・貯めたマイルで無料の航空券をプレゼントできる
・レストランやホテルなどでも使える
・他のポイントサイトに交換して買い物ができる

ただし、いったいいくら貯めたらこんな風に使えるのかわからないと考えにくいと思いますので、目安についてご紹介します。

飛行機でマイルを使う

全日空(ANA)の例で細かく見ていきます。

マイルの利用法は大別すると2つになります。

1. 航空券に交換する

2. 航空券以外に交換する

そして1と2では価値がまるで違って来ます。

2の例で、たとえば1万マイルを高い交換率のポイントサイトに移すと1万ポイントになりますが1万ポイントあると1万円分の買い物ができるので

1万マイル=1万円

つまり1マイル=1円ということになります。

正直これは3年の期限が迫ったのに飛行機に乗る暇がないときだけにすべきです。なぜなら航空券に交換する場合は1マイルあたり1円を越える価値になるからです。

航空券にマイルを利用する場合

航空券に替えた時の1マイルの価値は次のようになります。

国際線ファーストクラス特典航空券  東京~ニューヨーク往復
15万マイルで202万円のファーストクラス航空券を入手できる
1マイル=13.68円

国際線ビジネスクラス特典航空券  東京~ニューヨーク往復
85000マイルで625,050円のビジネスクラスを入手できます。
燃料サーチャージ等を加味して計算すると
1マイル=6.98円

国際線エコノミークラス特典航空券 東京~ニューヨーク往復
50000マイルで164900円
1マイル=3.298円

国内線特典航空券  東京~福岡往復
東京福岡の往復55180円(特割)を15000マイルで入手できるので
1マイル=3.6円

このように1マイルの価値は航空券に交換する方がずっと高いのです。

ですからまずは航空券に替えて飛行機に乗って旅行することを考えましょう。

ANAやJALなどの飛行機に乗るとマイルがたまり、いずれそれを使って航空運賃が割引になる、というのはもう古いと言っていいでしょう。航空会社が囲い込みのために、いろんなシーンでマイルがたまるようにして来ました。家賃の支払い、公共料金の支払い、その他、ショッピングなどクレジットカードを使えばマイルが貯まるようになっています。飛行機に乗らないからたまらないという時代はとっくに過ぎています。

さてそんなマイルをためる方法ですが、飛行機に乗ることと、クレジットカードを使うことだけであればどうしても限界が出てきます。まずはなぜ限界があるのかそれぞれのケースで見ていきましょう。

飛行機に乗って貯める限界

もともとは飛行機に乗ったおまけにマイルが貯まっていたようなもです。現在でも根本的には搭乗距離に応じてマイルが貯まるのが仕組みです。なのでマイルを貯める王道はやはり飛行機に乗ることと思っている人もいるかもしれません。

でもそうすると、一部の人しかたくさん貯まることはありません。毎週のように出張に行くとか、海外の拠点に毎月行くからヨーロッパやアメリカを頻繁に往復するとか。でもそんな人はほとんどいませんね。おまけにたとえそんな出張族であったとしても、結局は乗った以上にはたまりませんから上限が生まれます。具体的な数字で確認してみましょう。

①国内線を利用した場合

例)羽田空港~福岡空港のケース

区間マイルは567マイルです。往復すると1134マイルになります。

出張が多い仕事をしている人が、たとえば一年間毎週東京から福岡に出張すると約52回の出張となります。

52回×1134マイル=58968マイル

となります。仮に毎年このペースで出張しているとしたら、ANAならばダイヤモンド会員になっているはず。そうすると特典として130%のボーナスマイルが加算されます。

58,968マイル+76,658マイル(ボーナスマイル)=135,626マイルとなります。

毎週東京福岡間を往復するような人で13万マイルなのですね。この時どれだけ航空チケット代を払うかというと、200万円前後になっています。そしてこれは毎年同じペースで出張が行われている前提のダイヤモンド会員の場合です。いずれにしても、これだけの出張を繰り返して13万マイルが上限となるわけです。

②国際線を利用した場合

例)羽田空港~ニューヨークのケース

また海外出張が多くて毎月東京ニューヨーク間を往復するとしたら

片道6,735 マイルなので往復して13470マイルです。

10往復して134700マイルです。

ダイヤモンド会員であれば、175000マイルほどのボーナスマイルが加算されて30万マイルほどになります。

さすがに毎月東京ニューヨークを往復する人というのは、普通いませんので極めて特殊なケースですから、一般的なマイルの貯め方としてはあまり参考にはできないと思います。

クレジットカード決済の限界

次にクレジットカードのケースを見てみましょう。クレジットカードで貯める場合には家賃や公共料金、ガソリン代など、とにかくできるだけクレジット決済をしていくことが大事ですが、飛行機に乗るのと同様に限界は明確にやってきます。当たり前ですがクレジットで買ったもの以上には貯まらないからです。

数字で見てみると一体いくらくらいが上限なのでしょうか。マイル還元率を1%とします(100円で1マイル貯まる)

前述の東京~ニューヨーク間を毎月往復すると約30万マイルになること比べてみます。ANAカードで30万マイル貯めるには、どれくらいクレジットカードを使わないといけないか?

マイル還元率を逆算すればよいので

30万×100倍=3000万円

ということで3,000万円分の買い物をしないといけません。

3000万円分の買い物をするためには当たり前ですが、それに見合う収入がなければなりません。おおよその概算で年収5000万円はないと手取り3000万円はないでしょう。そしてすべての支払いがマイルに換算されるようにクレジットを使って初めて30万マイルを達成できるわけですから、現実的には年収8000万円くらいがないと30万マイルのクレジット決済は無理でしょう。

ちなみにいわゆる1000万円プレーヤーのサラリーマンなら4、500万くらいの買い物が限度でしょうから、この場合は仮に500万円分として5万マイルということになります。

それがたとえANA VISAワイドゴールドカードで、最高還元率1.72%であったとしても86,000マイル以上にはなりません。

こうしてみて来ると飛行機に乗って毎月東京ニューヨーク間を往復したり、ダイヤモンド会員で毎週東京~福岡間を往復したり、年間3000万円のクレジット決済をしたりで30万マイルになります。計算上は確かにそうなりますが、一般の人が達成できる目標にはなりませんし、このやり方だと、結局自分の収入や仕事の種類が限界を決めてしまいます。

ポイントサイトでマイルを貯める方法

普通の人が工夫次第で30万マイル貯めることはできるのでしょうか?収入の壁を越える方法はあるのでしょうか。

一年で30万マイルを貯めるのに、ありえないような出張も不要だし、大金を使って買い物しなくてもできる方法はあるのです。それはポイントサイトを利用することで可能となります。

ポイントサイトからマイル交換に至るまで

ポイントサイトで獲得したポイントをマイルに交換するといっても、あるサイトで貯めたポイントをそのままマイル交換すればいいというものではありません。そもそもマイルに交換できないサイトもありますし、交換はできても交換率が低すぎるサイトもあります。

ですからあるサイトで獲得したポイントを最終的に高い交換率でマイルに変えるには、いくつかのポイントサイトを経由する必要があります。そしてサイト間ごとに高率で交換していくのです。この一連の作業がなかなか面倒なのです。どのサイトからどのサイトに交換していけばいいかをいつも考えて、こつこつ交換作業をしないといけないわけです。そのため実際にこれをやる人は少ないし、そもそもこんなことができることも普通知られていないのです。

逆に言えば、だからこそこれを理解することで大きなチャンスがあるわけです。

マイル交換へのおすすめポイント

ここからマイル交換までの流れを逆から遡って見ていきましょう。

マイルへの交換率が一番高いのは東京メトロのメトロポイントです。交換率90%です。これがたとえばTポイントからだと交換率は50%、Gポイントからだと33%ですので東京メトロの高さが際立ちます。ただし、月間2万ポイントまでという上限がありますので、それを越えるときは別のサイトを使わないといけません。

メトロポイントの次に高いのは、福岡の西鉄のポイントカードであるニモカポイントです。これだと月間の上限もなく交換率は70%です。TポイントやGポイントに比べてると頭一つ抜けています。

したがって、マイルへの交換は2万ポイントまではメトロポイント、それを越えるものはニモカポイントとするのがいいでしょう。ただニモカポイントはネットでの交換作業はできず、福岡の西鉄の自動精算機での交換となりますから、福岡を行かないといけません。交換のための福岡旅行と割り切ると楽しいかもしれませんね。その旅費は貯めたマイルを使うのがベストです。

東京メトロへのポイント交換

平成30年の3月まではソラチカを利用したルートが最も効果的だったのですが平成30年4月からできなくなりました。そこで注目されたのがLineポイントで、Lineから直接ANAマイルには交換できませんので、Lineポイントから東京メトロのメトロポイントを経由してANAマイルへ交換します。

Lineポイントからメトロポイントへの交換率は90%です。なので、東京メトロ月間交換上限の2万ポイント分まではLineポイントからということになります。仮に月間30000ポイントを持っていたとします。22300ポイントをLineポイントにします。

これをメトロポイント2万ポイントに交換。それが18000マイルになります。残りの7700ポイントをニモカポイントにします。ニモカポイント7700ポイントは70%で交換できますから5390マイルとなります。

したがって合計は

18000マイル+5390マイル=23390

月間23390マイルとなりますから、年間280680マイルが貯まります。

ニモカからのマイル交換には上限がありませんので、手持ちのポイントからまず22300Lineポイントに交換して、それを越えたものはすべてニモカポイントに変えるのが現在一番有利なやり方です。

Lineポイントへのポイント交換

Lineポイントからさらに遡ります。Lineポイントに交換するのが一番有利なのはGポイントです。

Gポイントからも直接ANAマイルに交換できますが、前述したように交換率は33%です。だからこそ交換率90%のメトロポイントへとLineポイントを経由してもっていくのです。このように途中でそのままマイル交換することが可能なポイントサイトもありますが、交換率が低すぎますので、面倒でもひとつづつのポイントサイトを経由していくべきなのです。

さて、GポイントからLineポイントへの交換率は95%です。5%の手数料がかかりますが、これはサイトからのアンケートに回答したり楽天市場での買い物などでその分のポイントを回収できますので、事実上100%で交換できます。

ニモカポイントへのルート

ちょっとルートをはずれます。メトロポントに月間2万円までという上限がある以上、それを越えるマイル交換を考えるときにはニモカポイントははずせません。ニモカポイントへはどういうルートがあるのでしょうか。

ニモカポイントへはPEXからでもGポイントからでも100%の交換率で交換できます。とはいえ、どのみちLineポイントへ向かう途中必ずGポイントを通過するので、ニモカポイントへ向かうときもいったんすべてGポイントを経由すればいいと思います。

そうすればこの一連の交換作業において、すべてのポイントはGポイントを経由することになるから作業としてやりやすいと思います。そしてGポイントからメトロポイントとニモカポイントに振り分けていくわけです。

Gポイントへの交換

ここまでの流れを整理すると

・マイル交換はメトロポイントとニモかポイントから行う。

・メトロポイントへはLineポイントから交換する。

・LineポイントとニモカポイントへはGポイントから交換する。

これがはっきりしてきました。

では次はGポイントへはどこから何を交換すればいいでしょうか。

ハピタスとモッピーが入り口のポイントサイトとして優良ですのでこちらを例にご説明します。

モッピーの場合はGポイントに直接交換ができて、交換率は95%、でもいろいろなアンケートに回答したり、楽天市場で買い物したりすると5%分は回収可能なので実質100%と言えます。
ハピタスから直接Gポイントへは交換できません。この場合はワールドプレゼントを経由する必要があります。そしてワールドプレゼントにも直接交換できないのでそのためにPEXへの交換が必要となります。

ハピタス→PEX→ワールドプレゼント→Gポイントというルートをたどります。ここはみな等価交換となります。

最初にポイントを獲得するサイト

最後にマイル交換に至る長いルートの入り口について書いてきます。一番最初にポイントを獲得するサイトとしては買い物をしたときに一番ポイントが付くサイトを選びます。前述のようにハピタスとモッピーがお勧めです。いずれも高いポイント付与があります。

ポイントサイトの仕組み

ところでどうしてポイントサイトは会員にポイント付与をすることができるのでしょうか。ハピタスを例に説明します。

ハピタスのサイトには楽天などの広告主がたくさんの商品やサービスを掲載しています。ハピタスを利用している人は200万人近くいると言われていますから、広告主にとってみれば広告を出しさえすれば200万人が見るわけです。

おまけにテレビコマーシャルと違って何気なく見るわけではありません。ハピタスの会員はそこでポイントを貯めたり買い物をするために加入していますから、実際にモノが売れるのです。モノが売れたら広告主の楽天などがハピタスに広告料を払うことになっています。

つまりハピタスの収入源は広告主からの広告料なのです。そしてそれを財源に会員にポイントを還元するのです。ポイントがたくさん貯めるという評判によりハピタスの会員が増えます。買い物をした会員は実際にポイントが貯まるからさらに買い物をします。その結果ハピタスにはより多くの広告収入が入ります。このような好循環ができるわけです。

最強のポイントサイト

ハピタス

げん玉

モッピー

ポイントタウン

以上ポイントサイトを使ったマイル交換について詳しく見てきました。

今回、ポイントサイトからマイル交換へのルートを逆からたどってみました。どのポイントサイトをどんな理由で使うのか?何ポイントを交換していけばいいのか?大筋のところはご覧いただけたと思います。あとはそれぞれのポイントサイトを開設して、一つづつ使っていくだけです。手間暇を惜しまなければ年間約30万マイルを貯めることは夢ではなくなります。ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

今回の記事でご紹介した約30万マイル貯まる方法を3つ箇条書きにしてみます。

1.東京ニューヨーク間を毎月飛行機で往復する
2.年間3000万円の買い物をクレジット決済で行う
3.毎月3万円をポイントサイトを使って買い物する

普通の人が普通に挑戦できるのは3だけだと思います。もちろん、毎月の上限があるためこつこつと、かなり面倒な作業を行う必要はありますが、やりさえすれば必ず貯まる方法でもあります。

現実的な方法を取り入れてコツコツ作業すれば年間30万マイルのマイルが貯まる方法は確実にあります。マイルを貯めて、使い道はあなたの想像でたくさん膨らむことと思います。あとはやるかやらないかだけだと思います。


 

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